Rockstar Gamesとフランスのエレクトロニック・デュオであるJusticeは、2026年10月15日、新作ゲーム『Grand Theft Auto VI』(GTA VI)のオリジナルスコア(動的サウンドトラック)をJusticeが作曲したことを米国で発表した。あわせて、同日公開されたローンチトレーラーの楽曲として、Tame Impala、SZA、King Gizzard & the Lizard Wizardが参加した新曲「Flower in a Hurricane」をリリースした。
新曲「Flower in a Hurricane」では、Tame Impalaのケヴィン・パーカーとシンガーのSZAがボーカルを分け合い、オーストラリアのバンドであるKing Gizzard & the Lizard Wizardが演奏に加わっている。Rockstar Gamesは公式Instagramを通じ、自由翻訳で「オリジナルスコアの作曲家であるJusticeがTame Impala、SZA、King Gizzard & The Lizard Wizardをフィーチャーした『Flower in a Hurricane』が初公開となる『Grand Theft Auto VI』のローンチトレーラーをご覧ください。『Grand Theft Auto VI』は11月19日に登場します」と声明を発表した。
『Grand Theft Auto VI』と公式アルバムの発売スケジュール・基本データ
ゲーム本編および関連する音楽作品のリリースに関する基本情報は以下の通り確認されている。
- ゲームおよびアルバム発売日:2026年11月19日(木曜日)
- 公式アルバム名:『Grand Theft Auto VI: The Album』(CDおよびアナログレコードでの予約受付中)
- アルバム収録曲数:ゲームのために制作されたオリジナル新曲全34曲
- 先行公開されたラジオ局数:6局(プレビューとして各局3曲、計18曲を先行公開)
- 舞台設定:架空の州レオニダ(ヴァイスシティを含む地域)
『GTA VI』の音楽発表とラジオ局公開をめぐる主な出来事
Rockstar Gamesによる『Grand Theft Auto VI』の音楽およびサウンドトラックに関する一連の発表は、以下の順序で進行している。
- 2026年10月8日:Rockstar Gamesがゲーム内に登場する6つのラジオ局と、著名人によるDJ・ホストのラインナップを公式発表。
- 2026年10月15日:『Grand Theft Auto VI』のローンチトレーラーが公開され、Justiceがオリジナルスコアの作曲者であることが正式に判明。
- 2026年10月15日:JusticeがTame Impala、SZA、King Gizzard & the Lizard Wizardとのコラボ曲「Flower in a Hurricane」を配信開始。
- 2026年11月19日:ゲーム『Grand Theft Auto VI』本編と、34曲を収録したコンピレーション『Grand Theft Auto VI: The Album』が世界同時発売される予定。
『GTA VI』で徒歩でのラジオ聴取が可能に、著名人ホストのコメントも公開
『Grand Theft Auto VI』では、シリーズで初めてオンデマンドのポッドキャスト機能が導入されるほか、主人公のジェイソン・デュヴァルとルシア・カミノスが車外を徒歩で移動している際にも、ゲーム内のスマートフォンに接続したイヤホンを使ってラジオ局やポッドキャストを聴くことが可能になる。これにより、プレイヤーは車両の運転中だけでなく、架空の州レオニダを探索するあらゆる場面で音楽やトーク番組を連続して聴取できるよう仕様が変更された。
2026年10月8日に発表された6つのラジオ局には、実在のミュージシャンや著名人がキャラクターとして参加している。現代ラテン音楽を扱う「Cocoteo FM」では、プエルトリコ出身の歌手Bad Bunnyが「El Martillo」役、シンガーソングライターのRaiNaoが「La Gata」役としてホストを務める。RaiNaoは参加にあたり、自由翻訳で「Cocoteoは私たちの雰囲気、スラング、好み、誇り、経験、伝統、そしてあらゆるクレイジーな振る舞いを捉えています。『GTA VI』に自分の声を提供し、楽しみながら自分によく似たキャラクターを体現し、私たちの文化や音楽、人々をスポットライトの下に置けるという最高の方法で関われたことは、信じられないほど特別な気分です」と語った。
『Grand Theft Auto VI』のラジオ6局と参加アーティスト一覧
「Cocoteo FM」以外にも、ジャンルごとに異なる著名人が各局の進行を担当する。カントリー音楽専門の「Back Country Radio」では、歌手のMorgan Wallenが「MW」役、Lana Del Reyが「Delta Dawne」役を務め、さらにLana Del Reyの夫であり実生活でエアボートの船長として働くジェレミー・デュフレーンが、移動リポーター兼湿原気象予報士、エアボート船長の「Mud Dog Mike」役として声の出演を果たしている。Lana Del Reyは、自由翻訳で「これについて最もクールなことの一つは、私たちの家族の何人かが初めてロサンゼルスに行った際、ゲームをプレイしていたおかげで実際に道を知っていたという事実です。非常に多くの異なるレベルにおいて、これはとても特別で光栄なことです。ゲームの中に入ってプレイを始めるのが待ちきれません」と述べた。
- Flash FM(ポップ):歌手のRobynと、モデル兼女優のアレックス・コンサーニが共同でホストを担当。
- Dirty South Classics(リージョナル・ラップおよびクラシック・ヒップホップ):ラッパーのTrick DaddyとTrinaが進行を担当。
- AfroBank FM(現代およびクラシック・アフリカ音楽):ナイジェリア出身の歌手Burna BoyとDJ Palms Traxがホストを担当。
- The Chamber 106.6(ヘヴィメタル):バンドSlayerのメンバーであるケリー・キングとトム・アラヤが監修・進行を担当。
JusticeとTame Impalaのグラミー賞受賞歴と『GTA VI』の未発表情報
前作『Grand Theft Auto V』の発売から13年ぶりの新作となる本作で、Justiceとケヴィン・パーカー(Tame Impala)がタッグを組むのは今回が初めてではない。両者は2024年に発売されたJusticeのアルバム『Hyperdrama』の収録曲「Neverender」でコラボレーションしており、同曲は2025年にグラミー賞の最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞を受賞している。また、Justiceが作曲した今回のオリジナルスコアの一部は、以前Netflixで公開された30分のプレビュー映像『Grand Theft Auto VI: An Extended Look』の中で、クレジットを明かさない形ですでに使用されていた。
『Grand Theft Auto VI: The Album』には「Flower in a Hurricane」を含む34曲のオリジナル楽曲が収録され、これまでにTravis Scott、Morgan Wallen、Rauw Alejandro、Yung Lean、キース・リチャーズらがサウンドトラックに関連する楽曲をリリースしている。なお、Morgan Wallenはラジオ局「Back Country Radio」のホストとサウンドトラックへの楽曲提供の双方で参加している。現時点では、全34曲の完全なトラックリストは公開されておらず、Justiceが作曲したインストゥルメンタルのオリジナルスコアのみを単独で収録したアルバムが発売されるかどうかの詳細も、Rockstar Gamesからは発表されていない。
