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りゅう座流星群とおうし座南流星群の観測ピークが到来し10月10日の新月が月明かりのない暗い夜空を作り出して視認性を高める
秋の夜空を彩る二大天体ショーとして、りゅう座流星群とおうし座南流星群が2026年10月の天体観測シーズンを賑わせています。大気圏に飛び込んだ宇宙の塵が燃え尽きる際に放つ微小な光の筋は、新月の接近に伴う漆黒の天空によって観測しやすい絶好の環境に恵まれました。 りゅう座流星群の極大期は10月8日(木)夜から9日(金)未明にかけて訪れ、ブラジリア時間22時に最大の活動を示しました。これと重なるようにおうし座南流星群も観測期間に入り、低速で移動する軌跡や時折放たれる鮮やかな火球への期待が高まっています。 新月が作り出す漆黒の夜空と流星観測への追い風 今回の絶好の条件を支える天文学上の新月は、10月10日(土)協定世界時15時50分(ブラジリア時間正午)に位置します。月が太陽と地球の間に一直線に並ぶことで月面が暗闇に包まれ、夜空全体から月光による妨害が完全に消滅します。強い光の反射がないため背景のコントラストが極限まで高まり、肉眼では捉えにくい微細な塵の光まで識別できるようになります。 Foto: chuva de meteoro – Nazarii_Neshcherenskyi/Shutterstock.com 前年の2025年10月は輝く満月の影響を受け、多くの流星の光跡がかき消される厳しい状況でした。それとは対照的に、2026年のこの時期は暗い夜空が保たれるため、街明かりの届かない開けた場所を選べば理想的な観察機会を得ることができます。 ジャコビニ・ツィナー彗星の塵と流星群の物理的特性 りゅう座流星群の母天体は、6.6年の周期で太陽の周りを回る21P/ジャコビニ・ツィナー彗星です。楕円軌道上に放出された氷や塵の粒子で構成される帯に地球が突入することで、大気圏との激しい衝突が生じて発光します。 あわせて読みたい: 恒星間彗星3I/ATLASは太陽系外の原始惑星系円盤外縁部にあたる30ケルビン未満の極低温環境で形成されたと研究チームが発表 深夜遅くに活動が高まる一般的な流星群とは異なり、りゅう座流星群には観測手法を左右する独自の特徴が備わっています。速度や出現数、活動しやすい時間帯には以下のような具体的な基準が確認されています。 りゅう座が北天にあるため、この流星群は北半球に暮らす観測者にとって圧倒的に有利な条件となります。一方、南半球やブラジルでは放射点が低空にとどまるため、地平線から放射点がやや高く昇るブラジル最北部を除いて観測機会は限定されます。 過去の巨大な流星嵐と平年並みにとどまる予測値 りゅう座流星群の歴史には、突発的な大出現となった流星嵐の記録が残されています。1933年と1946年には地球が高密度のチリの塊と交差し、1時間に数千個もの流星が夜空を埋め尽くしました。また2011年にも短時間の急激な活動増加が報告されています。 しかし2026年10月の活動において流星嵐の発生は予測されておらず、平年並みの出現規模にとどまる見込みです。最新の軌道計算によると、視界が開けた暗い場所で観察した場合でも、1時間あたり5個から10個程度の落ち着いたペースで流れるとみられています。 続きを読む: Jules-Pierre...