アルゼンチン代表がボリビア相手に4対0で大勝を収めてメッシ引退試合へ向け弾みをつける国際親善試合

Lionel ScaloniLionel Scaloni

Lionel Scaloni - X.com/ Argentina

アルゼンチン代表は2026年9月30日水曜日の夜、コルドバのエスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペスで開催された国際親善試合において、ボリビア代表を4対0の大差で退けました。この一戦は背番号10を背負ってきたリオネル・メッシの公式引退記念試合を直前に控えるなか、絶対的支柱を欠いた状態で臨んだ最初の公式戦となり、ディフェンダーのクリスティアン・ロメロが公式戦で初めて主将の腕章を巻いて先発出場を果たしました。

試合の口火を切ったのは前半19分のラウタロ・マルティネスで、続いて29分にはニコ・パズが加点し、後半8分にはキャプテンを務めるクリスティアン・ロメロ、そして41分にホセ・マヌエル・ロペスがダメ押しゴールを奪いました。アルゼンチンは立ち上がりから試合終了まで主導権を握り続け、前半のボール支配率は80パーセントに達し、後半序盤まで相手に枠内シュートを1本も許さない圧倒的な試合運びを見せました。

今大会の招集試合は、アルゼンチン代表にとって2026年ワールドカップ決勝を戦い終えてから初めての実戦機会でもありました。指揮官のリオネル・スカローニ監督は今節のメンバーにおいて背番号10を着用する選手を置かず、欠番としてベンチに温存する方針を採り、代表チームでのメッシの引退試合が完了するまでこの番号を空席のまま維持することを決めています。

洗練された攻守の連携とホセ・マヌエル・ロペスによる代表初得点

歴史的なエースを欠いた布陣であっても、コルドバのピッチに立ったアルゼンチン代表は開始の笛が鳴った直後から敵陣でのプレッシングを機能させました。前半19分に相手守備の隙を突いたラウタロ・マルティネスが冷静に先制ゴールを沈めると、その10分後にはペナルティエリア手前で綿密に組み立てたパスワークからニコ・パズが追加点を挙げ、前半のうちに優位を確立しました。

Foto: Nico Paz – Instagram/nicopaz1o

後半に入ってもホームチームの攻勢は衰えず、8分にはコーナーキックの流れからキャプテンマークを腕に巻いたクリスティアン・ロメロが打点の高いヘディングシュートを放ちました。相手GKギジェルモ・ビスカラの手を弾いてゴールネットを揺らしたこの得点は、前線からの守備強度だけでなく空中戦における強烈な制空権の優位を証明する形となりました。

4点目の歓喜は後半41分、ブラジルのパルメイラスに所属するフォワードのホセ・マヌエル・ロペスによってもたらされました。サイドから攻め上がったリオネル・フロレスが敵陣深くで仕掛けたこぼれ球にいち早く反応したロペスは、右足のトゥーキックでコースを突き、GKギジェルモ・ビスカラの牙城を崩しました。この鮮やかな一撃は、ロペスにとってアルゼンチンフル代表における記念すべきキャリア初ゴールとなりました。

エスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペスでの試合概要

  • 日時:2026年9月30日水曜日 21時キックオフ(現地時間)
  • 会場:コルドバ、エスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペス
  • 最終スコア:アルゼンチン代表 4対0 ボリビア代表
  • 得点者:ラウタロ・マルティネス(前半19分)、ニコ・パズ(前半29分)、クリスティアン・ロメロ(後半8分)、ホセ・マヌエル・ロペス(後半41分)
  • ボール支配率:前半終了時点でアルゼンチンが80%を記録

新主将への要求水準と背番号10の扱いに関する指揮官の見解

親善試合の終了後に行われた公式記者会見において、リオネル・スカローニ監督は新キャプテンに任命されたクリスティアン・ロメロの働きについて言及しました。指揮官はチームのリーダーという重責を背負うことの重要性を説き、背負う立場になったからこそ今後はこれまで以上に高い基準を求めていくと強調しています。

守備の柱に腕章を託した理由について、スカローニ監督は言葉を続けました。「クティは素晴らしい選手であり、この重責を引き受けてチームを前に進める力がある。腕章を巻くとはどういうことかをピッチ上で示さなければならないし、彼自身もまだまだ多くの局面で改善を重ねていく必要がある」と語り、さらなる成長を促しました。

また、コルドバでの一戦で誰も背番号10を背負わなかった判断についてもメディアに対して明確な説明を行いました。監督によると、今回のインターナショナルマッチウィークの日程にメッシ本人が合流する予定が含まれているため、それまでは番号の神聖さを保つ意図があったとしています。

スカローニ監督は背番号への配慮について、「これらの試合で誰かに無理に10番を着せる義務はない。レオの送別試合が終わるまでは誰にもそのユニフォームを渡さないし、その後のことはその時に考える。あの番号が持つ重みと象徴性を尊重したうえで、しかるべき選手に継承されるのが理想だ」と語り、チーム内での共通理解を示しました。

コルドバで記録された詳細な試合経過

  • 前半19分 — ラウタロ・マルティネスがペナルティエリア内で正確なシュートを流し込みアルゼンチンが先制
  • 前半29分 — 前線での素早い連係からニコ・パズが追加点を決めてリードを2点に拡大
  • 後半00分 — 後半開始直後にニコ・パズがミドルレンジから枠を捉えるも相手守備陣の足に当たって枠外へ
  • 後半02分 — ボリビアのロブソン・マテウスがロングシュートを放つもクロスバーの上を通過
  • 後半04分 — ボリビアのミゲリートがペナルティエリア内でファウルを主張するもシミュレーションの判定で警告を受ける
  • 後半08分 — 左サイドからの配球にクリスティアン・ロメロがヘディングで合わせ3点目をマーク
  • 後半10分 — スカローニ監督が動きマスタントゥオーノ、バルコ、バレルディの3選手を同時投入
  • 後半12分 — バルコのラストパスを受けたベガが狙うも相手ディフェンスのブロックに遭う
  • 後半15分 — マラウデとミゲリートを起点にしたボリビアの速攻をアルゼンチン守備陣が落ち着いて阻止
  • 後半19分 — コーナーキックからマック・アリスターが頭で合わせるも惜しくもバーを越える
  • 後半28分 — サイドバックのジアイに代わってサンティアゴ・シモンがピッチに入る
  • 後半30分 — ペナルティアーク付近からフリアン・アルバレスが直接フリーキックを狙うもわずかに枠の左へ外れる
  • 後半36分 — リオネル・フロレスとバレンティン・ゴメスが投入され前線と守備ラインを再構築
  • 後半38分 — 裏へ抜け出したホセ・マヌエル・ロペスが決定機を迎えるもフィニッシュが浮いてゴールならず
  • 後半40分 — ホセ・マヌエル・ロペスがゴールネットを揺らすも副審の旗が上がりオフサイド判定
  • 後半41分 — こぼれ球を拾ったホセ・マヌエル・ロペスがつま先でゴール隅へ押し込み4点目を奪取
  • 後半48分 — 主審が終了のホイッスルを鳴らしアルゼンチンが4対0の完勝を収める

代表チームが控える今後の親善試合スケジュール

  • 2026年9月30日 — 国際親善試合 ボリビア戦(コルドバ、エスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペス):4対0で勝利
  • 2026年10月3日 — 国際親善試合 ブルキナファソ戦(ブエノスアイレス、エスタディオ・モニュメンタル、現地時間21時開始)
  • 2026年10月6日 — リオネル・メッシ引退記念国際親善試合 ベナン戦(ブエノスアイレス、エスタディオ・モニュメンタル、現地時間20時開始)

初戦を白星で飾ったアルゼンチン代表選手団は、試合終了後に首都ブエノスアイレスへと移動し、10月3日土曜日に予定されているブルキナファソ戦へ向けて戦術練習を再開します。この一連の強化日程は、10月6日にエスタディオ・モニュメンタルで行われるベナン代表との国際親善試合で39歳を迎えたリオネル・メッシが水色と白の縦縞のユニフォームに別れを告げる晴れ舞台へ向けて、スカローニ体制の戦術的基盤を固める重要な時間となります。

Notícias Relacionadas