ロシアの実業家Pavel Kozlov容疑者が、交際相手でモデルのNatalia Bozhukさんを殺害して遺体を遺棄した疑いで国外で身柄を拘束され、ロシア国内へ移送されました。モスクワ郊外のオジンツォボ地区で発生したこの事件で、容疑者はロシア到着後の取り調べに対し、元コンテスト参加者である被害者の殺害について自白しました。
ロシア内務省の公式広報官であるIrina Volk氏は「口論の最中、被告は女性に複数の傷を負わせ、女性はそれが原因で死亡した。その後、加害者は犯行の痕跡を隠すことを目的とした措置を講じた」と発表しました。マンションの防犯カメラには、事件発生後にKozlov容疑者が重いスーツケースや袋を敷地外へ運び出す様子が記録されていました。
事件の概要と捜査データ
- 被害者:Natalia Bozhukさん(39歳、モデル・デザイナー)
- 容疑者:Pavel Kozlov容疑者(44歳、卸売・投資関連の実業家)
- 事件現場:モスクワ州オジンツォボ地区ロマシコボ村
- 適用法条と量刑:ロシア刑法第105条(単純殺人罪、最大15年の禁錮刑)
- 交際期間:事件発生まで約6カ月間
発生から身柄移送までの経緯
- 2026年7月17日 — Natalia Bozhukさんがロマシコボの住宅で容疑者との口論の末に命を落とし、行方不明になる
- 2026年22日 — 被害者の愛犬が住宅付近を徘徊しているのが発見され、家族や周辺住民への警鐘となる
- 2026年7月27日 — 捜索活動により、村内の森林地帯に隠されていた切断遺体が袋の中から発見される
- 2026年9月17日 — インタポールの国際手配に基づき、Pavel Kozlov容疑者がロシア国外で拘束される
- 2026年9月18日 — トルコ当局がイスタンブール国際空港でロシアの警察当局に容疑者の身柄を引き渡す
愛犬が示した現場周辺と逃走劇の背景
Natalia Bozhukさんは行方不明になる直前、自宅を出る姿が確認されていました。その後、被害者が飼っていたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル種の愛犬ルナが遺棄場所の近くに約2週間にわたってとどまり続けたことが、警察やボランティアによる遺体発見の重要な手がかりとなりました。捜索隊は失踪から10日後となる2026年7月27日、ロマシコボ村の森林に遺棄されていた袋の中から切断された遺体を発見しました。
内務省によると、犯行の動機には個人的な敵意や嫉妬が絡んでいたとされています。さらに、Kozlov容疑者が経営していた事業が近年多額の損失を出していたことも確認されており、警察当局は経済的な困窮が家庭内トラブルに与えた影響についても調べを進めています。被害者のBozhukさんは2017年の「Mrs. Russia — Universe」コンテストで受賞歴があり、近年はオスタンキノのテレビ学校を修了してキャスター活動を目指していました。
未解明の鑑定結果と今後の刑事手続き
捜査当局は現時点で、犯行に用いられた凶器の特定や最終的な毒物検査の結果を公表していません。ロシアへ身柄が引き渡されたPavel Kozlov容疑者は引き続き拘禁され、ロシア刑法第105条に基づき最大15年の禁錮刑を視野に入れた司法手続きが進められます。
