バイナンス、ハッキング疑いで25億4000万ドル相当の資産を凍結し入金と出金を一時停止著者 Luís Henrique Costa
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25億4000万米ドル(US$2.54 billion)相当のデジタル資産が凍結されたと、暗号資産取引所バイナンス(Binance)が発表した。ハッキングの疑いがあるとして、同社は入金と出金も一時停止している。発表はブラジリア時間で10月29日(木曜日)20時30分に行われた。
資産の大半を止めたのは、ステーブルコインを発行する企業だった。ステーブルコインは米ドルなどに価値を連動させた暗号資産で、凍結された資産のほぼ全てがこの種類だったという。
テザーとサークルが凍結額の93%を占める
テザー(Tether)のCEOであるパオロ・アルディーノ(Paolo Ardoino)氏は、15億6700万米ドル超のUSDTを凍結したと明らかにした。サークル(Circle)のCEOであるジェレミー・アレア(Jeremy Allaire)氏は、8億米ドル超のUSDCを凍結したと述べた。
両社の凍結額を合わせると23億7000万米ドルとなり、バイナンスが確認した総額の約93%に当たる。ビットコインやイーサリアムなどは発行企業が凍結できないため、転送された分は同じ方法では止められなかった。
出金の再開時期は示されず、利用者資産は安全と説明
バイナンスは、安全確認と資金の凍結、当局との協力が終わるまで入出金を止めると説明した。再開の時期は示されていない。Alphaの取引と即時購入も止まったが、米国での事業は影響を受けていないという。
同社は利用者の資金は安全だとし、必要であれば補填すると繰り返している。ただし、補填の方法や規模はまだ明らかにされていない。
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攻撃の経路は開発担当者のノートパソコンか
バイナンスは10月30日(金曜日)、初期調査の結果を公開した。それによると、開発運用担当者(DevOps)のノートパソコンが侵害され、攻撃者がサービス用のコンテナに入り込んで不正な出金取引を送った可能性がある。
同社は、ウォレットの秘密鍵が流出した証拠は見つからなかったとしている。攻撃者の身元や国籍、損害の全体像は、まだ確認されていない。
創業者の発言と食い違う流出額
創業者のチャンペン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏は、経営からは退いているものの大株主として、「バイナンスへのハッキング攻撃があったように見える」と述べた。一部の報道によると、ジャオ氏は損失が10億ドルをやや上回るとの見方を示した。
流出額については数字に食い違いがある。バイナンスは、18億ドルという数字が出回っていることを認めたうえで、確認済みの凍結額は25億4000万ドルだと訂正した。ブロックチェーンを追跡する業者が挙げた合計は56億1000万ドルに上るが、これは同社が確認した数字ではない。
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一部の報道によると、リップル(Ripple)社も約2億ドルの資金を凍結したという。2025年2月にはBybitで15億ドルの盗難があり、北朝鮮系のハッカーによるものとされていた。
ブラジル中央銀行の申請期限と仮想資産業者の届け出
ブラジル中央銀行には、暗号資産企業が届け出を出すための270日の一般期限がある。その期限は10月30日(金曜日)に終わる。
バイナンスは、ブラジルで仮想資産サービス提供者(PSAV)として営業するための申請をすでに提出したと、ブラジル法人の責任者が明らかにした。同社は詳細な事後報告書を公表すると約束しているが、時期は示していない。















