2026年F1メキシコGP、ハミルトンがポール獲得 アントネッリは9位で王座へ前進著者 Luís Henrique Costa
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フェラーリのルイス・ハミルトンが、2026年11月1日に行われるF1メキシコGPの予選でポールポジションを獲得した。前回メキシコでポールを獲ったのは10年前で、今回は10年ぶりの最前列となる。決勝はメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで、ブラジリア時間17時にスタートする。
2番手はメルセデスのジョージ・ラッセル、3番手はフェラーリのシャルル・ルクレールで、ハミルトンとの差は0.009秒だった。20歳のイタリア人キミ・アントネッリは4番手からスタートし、勝って世界王者になれば史上最年少の王者となる。ブラジル出身のガブリエル・ボルトレトはアウディで14番手から走る。
サーキットの1コーナーまでの距離は、F1のカレンダーの中でも特に長い区間の一つだ。スタート直後の直線は約900メートルあり、先頭の車は後ろの車の追い風を受けやすい。
1コーナー前後のコースアウトに科される順位返還
国際自動車連盟(FIA)の競技委員は、1コーナーへの進入時に全ドライバーが攻撃と防御を同時に行う状況だと決定した。1コーナーから3コーナーの間で近道をしたり、エスケープゾーンへ逃れたりした車は、4コーナーの進入までに得た順位を返さなければならない。
3コーナーから6コーナーの間でコースの制限を越えた車は、12コーナーに入る前に元の順位を取り戻す義務がある。
- 1位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ):予選タイム 1分16秒514
- 2位 ジョージ・ラッセル(メルセデス):予選タイム 1分16秒523
- 3位 シャルル・ルクレール(フェラーリ):予選タイム 1分16秒633
- 4位 キミ・アントネッリ(メルセデス):予選タイム 1分16秒707
- 5位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング):予選タイム 1分16秒692、予選後の処分で順位が下がった
- 6位 ランド・ノリス(マクラーレン):予選タイム 1分16秒824
- 14位 ガブリエル・ボルトレト(アウディ):予選タイム 1分17秒680
ブラジルでの中継はBandと、F1の公式ストリーミング配信が担当する。アントネッリの4番手は、フェルスタッペンへの処分によって決まった順位だ。
標高2200メートルの高地がタイヤとブレーキを消耗させる理由
メキシコシティは海抜2200メートル以上の高地にあり、空気が薄い。空気密度が下がるため、エンジンと油圧ブレーキの冷却能力が大きく落ち、速いコーナーでのダウンフォースも減る。
前の車に近づいて走ると、燃料と油圧系、ブレーキキャリパーの温度が数秒で上がる。後ろの車は一度距離を取って空気を冷まさなければならず、長く続く接近戦は難しい。
接近と後退が繰り返されるとタイヤの劣化も早まり、追い抜きは失敗するたびにタイヤを大きく消耗させる。ドライバーには強い攻めの姿勢が求められる。
金曜の走行でエンジントラブル、ハミルトンはデータ不足のまま決勝へ
ハミルトンは金曜日に行われたレースシミュレーションの序盤でエンジンが故障し、データを十分に集められなかった。フェラーリはサスペンションの反応と、燃料満タン時のフロントウイングのバランスについて、実走の記録を持っていない。
チームは計算によってスタート時の空気圧とリアディファレンシャルの設定を組み立てた。ハミルトンは自分の感覚を頼りにペースを調整し、直線でのフェラーリの速さがメルセデスの攻撃を抑えることを期待している。
マクラーレンは週末を通じて決勝向けのペースが好調だったが、新品タイヤでの1周のタイムは伸び悩んだ。ノリスは6番手を確保し、オスカー・ピアストリは予選で12番手にとどまった。
アントネッリは風邪から回復中、9位で王座が確定する可能性
首位のアントネッリは、最近かかった風邪の影響で体力が落ちていた。予選の前日から強い疲労を訴え、長く休養をとって71周の決勝に備えた。
王座の計算はアントネッリに有利に働いている。ラッセルとハミルトンだけが残りのレースで数学的に王座を争える立場にあり、アントネッリは9位でゴールすれば、どちらが優勝しても王座が決まる。
アメリカGPの終了時点で、アントネッリは365ポイントでランキング首位にあり、ラッセルは242ポイント、ハミルトンは241ポイントだった。残るレースは5戦で、125ポイントが争われる。
















