世界気象機関は2026年9月6日、太平洋の赤道域においてエルニーニョ現象に伴う高温水域が急速に拡大していると警告した。海洋観測で「赤い舌」と呼ばれるこの熱帯暖水域は、研究機関が予測した年末のピーク時期より早い段階で想定範囲を超えた。
国際機関による地球規模の防災対策
この観測結果を受け、国際連合と世界気象機関は連携して地球規模の災害予防策を強化した。
太平洋の海水温は2026年後半の初頭から前例のない水準まで達した。水温の極大期は2026年11月から12月に到来する。観測データの解析結果は、この異常な海洋状態が2027年2月まで継続することを示している。
広大な海洋を覆う高温水域の分布
気象監視用の温度分布図では海面水温の極端な上昇を橙色や赤色で表示するため、この暖水域は赤い舌と呼ばれる。太平洋赤道域の中央部から東部にかけての海域で激しい昇温現象が発生している。
基準値を超えるスーパーエルニーニョの規模
海面水温が過去の平均値を摂氏2度以上上回った時点でスーパーエルニーニョと認定される。
海面の昇温域はアジア大陸周辺から南米大陸の西海岸まで数千キロメートルにわたって途切れずに伸び、海図上では炎のような細長い帯状の熱源を形成している。現象は極めて強い。観測陣も注視する。
過去に甚大な気象被害をもたらした発生年
過去の観測記録では、地球規模で異常気象を引き起こした深刻な海洋温暖化事象が3度確認されている。
- 1982年から1983年のシーズン
- 1997年から1998年のシーズン
- 2015年から2016年のシーズン
世界各地で懸念される災害被害の連鎖
熱帯域における急激な海水温上昇は大気循環を乱し、各大陸に激しい降雨パターンの変化をもたらす。この気象変化は世界各地で集中豪雨と洪水を引き起こす。
異常な気象環境は各地で土砂崩れの危険を高め、森林火災を誘発する乾燥地域を広げる。
