Nintendo Switch 2の改造ツールns2jbがMario Kart WorldやDeltaruneの内部データを抽出し任天堂がeShopのアプリ配信を停止

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Nintendo Switch 2 - foto Foto: Nintendo Switch 2 - foto: Divulgação

セキュリティ研究者が公開したソフトウェアベースの脱獄ツール「ns2jb」によって、10月24日土曜日にNintendo Switch 2向けタイトル『Deltarune』『The Duskbloods(ベータ版)』『Mario Kart World』の内部ファイルが相次いで抽出された。事態を重く見た任天堂は、侵入経路として悪用されたプログラミングアプリ『SmileBASIC 4』を日本、北米、欧州のデジタルストア「ニンテンドーeShop」から削除し、脆弱性の拡散を封じ込める緊急措置に踏み切った。

ゲーム内部のデータを吸い出す「ダンプ」と呼ばれる作業の報告は、週末にかけてSNS上で急速に広まった。Project Lightningのアカウントは「Nintendo Switch 2の最初のROM抽出が『Deltarune(チャプター1〜4)』から正式に始まりました!DiscordコミュニティのUnderminersからのリークによると、マイクのミニゲームでは両方のJoy-ConをシミュレートするためにPCのマウス操作が割り当てられています。データマイニングの現場が一気に動き出しています!」と投稿し、解析の進展を伝えている。

ファームウェア23.0.1とSmileBASIC 4を突くns2jbの技術的構造

このツール「ns2jb」を開発したのは、オンライン上で「pepsipu」の名で活動するセキュリティ研究者のSammy Hajhamid氏だ。同氏はOpenAIのプログラミング支援AI「Codex」を活用し、本体がクラッシュしてもBluetooth接続のスイッチで自動的に電源ボタンを押し直す実験環境を構築して脆弱性の特定を進めた。この手法はNintendo Switch 2のシステムバージョン23.0.1で動作し、後方互換機能で動く初代Switch向けアプリ『SmileBASIC 4』(バージョン4.4.9)の配列管理に存在する32ビット整数オーバーフロー(計算結果がメモリの許容範囲を超える現象)を起点としている。

アプリの脆弱性からファイルシステムのバッファオーバーフローへとつなげることで、本体を分解して物理的な改造チップ(Modチップ)を基板にハンダ付けすることなく、任意のネイティブコードの実行やセーブデータのバックアップ、市販ゲームの改変が可能になった。10月22日木曜日に公開された『Mario Kart World』の初期デモンストレーションでは、ソニック、初音ミク、シナモロール、ピーター・グリフィン、『アングリーバード』のレッドといった外部キャラクターをレースに登場させる改造映像が拡散された。

抽出された3作品の内部ファイルと解析で判明した仕様

レースゲームへのキャラクター追加にとどまらず、ns2jbを用いたシステムディレクトリの探索によって、プラットフォーム上で提供されている特定の3作品から内部素材が発見された。

  • 『Deltarune(チャプター1〜4)』:RPG本編の内部ファイル一式が吸い出され、キャラクター「マイク」のミニゲームにおいて2本のJoy-Con操作を再現するためにPC用マウスのコマンドが設定されていることが判明した。
  • 『The Duskbloods』:開発スタジオのフロム・ソフトウェアが手がける同作のテストバージョン(ベータ版)に関連するファイル解析画像が外部へ流出した。
  • 『Mario Kart World』:レースゲームの内部フォルダの奥から、ピーチ姫の新しい3Dモデルデータが発見された。

一時的な動作にとどまる技術的制限と初代機との違い

ゲームフォルダの読み取りや視覚的な改造を実現したns2jbだが、海賊版ソフトの起動や本体の完全な掌握を阻む技術的な壁が存在する。初代Nintendo Switchではコミュニティによって「Atmosphère」などのカスタムファームウェア(非公式OS)が構築され、後期型ハードウェアでは基板へのチップ取り付けが必要だったのに対し、今回のSwitch 2向けツールはソフトウェアのみで完結する反面、一般のユーザー空間(ユーザーランド)の権限に制限されている。

具体的には「テザード(紐付き)」と呼ばれる一時的な脱獄方式であり、ゲーム機の電源を切るか再起動した瞬間に揮発性メモリ上の変更がすべて消去されるため、起動するたびに手順をやり直さなければならない。さらに、OSの中核であるカーネルや任天堂のハードウェア暗号化キーへのアクセス権も得られないため、恒久的な改造システムの導入や、抽出したデータをPC用エミュレーターで動作させることは不可能な状態だ。

eShopからのアプリ削除と今後のセキュリティ攻防

ニンテンドーeShopのカタログから『SmileBASIC 4』を取り下げた対応は、コンソール所有者間で改造が広まるのを防ぐために任天堂が講じた最初の公的措置となった。その裏側では、PlayStation 5の脆弱性発見などで知られるセキュリティ研究者のGezine氏が、一連の騒動が広まった直後に任天堂から公式メールを受け取ったと報告している。

2026年10月26日月曜日の時点で、任天堂がGezine氏に送ったメッセージの文面や、法的措置の警告・通告書の有無は明らかにされていない。また、『The Duskbloods』ベータ版やピーチ姫の3Dモデルとされるファイルの正確な範囲と完全な真偽についても、第三者による独立した検証は終わっていない。今後のシステムアップデートに対するns2jbの互換性が不透明ななか、研究者たちはeShopから削除されたアプリを介さずに侵入できるブラウザエンジン「WebKit」の新たな脆弱性について初期段階の調査を進めている。

Luís Henrique Costa é jornalista formado pela FMU, editor-chefe e fundador do Mix Vale, portal de notícias em atividade desde 2013. Responde pela direção editorial do veículo, que cobre Brasil e mundo em economia, benefícios sociais, esportes, tecnologia, ciência e entretenimento. Atua na área há mais de 15 anos e lidera uma equipe de cerca de 15 colaboradores.

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